今回は2013年2月23日発売された富士フィルムの「X-Trans CMOS II」センサーを搭載したハイエンドモデルデジタルカメラ”X100S”をご紹介したいと思います。
まず、昔のレンジファインダーカメラのようなデザインがかなり特徴的ですね。個人的には好きなデザインなのですが、このなかにAPS-Cサイズのセンサーを搭載しているので、機能的にも非常に魅力があります。
もう2世代前の機種になりますが、中古でも非常に人気があります。
それでは、機能面を見ていきたいと思います。
1、APS-Cサイズ「X-Trans CMOS II」センサー搭載
新開発のAPS-Cサイズ「X-Trans CMOS II」センサー（1630万画素、ローパスフィルターレス）を搭載。非周期性の高い独自のカラーフィルター配列により、光学ローパスフィルターなしでモアレや偽色の発生を抑えます。解像感を損なう原因にもなっていたローパスフィルターが不要となることで、レンズからの光が十分にセンサーまで届き、最高峰の解像感と低ノイズを実現。
光がレンズを通ることで起こる回折現象などの光学的影響を、独自の点像復元技術によって補正。絞り値をF16に絞り込んでも細部のシャープネスや立体感が得られます。ローパスフィルターレスの「X-Trans CMOS II」センサーとの組み合わせで、従来比約25％の解像力向上を実現。
センサーの優れた高感度性能とプロセッサーの高度な信号処理により、従来比30％以上の低ノイズ化を実現。光量の少ない室内や夜景などでの高感度撮影時もざらつきの少ない鮮明な画像が得られます。
2、最速0.08秒の高速AFを実現
センサー上に位相差画素を配置することで世界最速0.08秒の高速AFを実現。また、撮像面位相差AFとコントラストAFを被写体やシーンに応じて自動で切り替える「インテリジェントハイブリッドAF」により、あらゆるシーンで高速かつ高精度なAF合焦が可能です。
約0.5秒の起動時間、約0.01秒のシャッタータイムラグ、約0.5秒の撮影間隔など、撮影時の高速レスポンスを実現。
フル画素1630万画素で最大6.0コマ/秒の高速連写が可能。
3、デジタルスプリットイメージを搭載
センサーに組み込んだAF用の位相差画素を活用し、左右にずれた像を一致させることでピントを合わせる世界初の「デジタルスプリットイメージ」を搭載。開放絞り側やマクロでの撮影時に繊細なマニュアルフォーカシングを可能にしました。
その他
・焦点距離23mmで最も見やすいファインダー倍率0.5倍の光学ファインダー（OVF）を搭載
・薄型・小型と高画質を両立するフジノン23mm F2レンズ
・高品位なデザインと洗練された操作系
まとめ
今でこそ画素数1630万画素ですと少なく感じるかもしれませんが、センサーが良いので、普段使いで使用するには全く過不足は感じないかと思います。それに加え、高感度でもありますし、何よりこの特徴的なデザインがカメラの所有感も満たしてくれるかと思います。
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