今回はちょっと変わったデザインが特徴のシグマの”dp2 Quattro”をご紹介したいと思います。
こちらの機種は単集点レンズですので撮影テクニックが必要ですが、はまれば一眼カメラと同等の美しい写真が撮れます。
その秘密に迫っていきたいと思います。

1、レンズとセンサーのパフォーマンスを最大化させる最適解。

リッチで精緻なディテール描写による「フルボディ画質」を実現するために、あらゆる要素を一から見直して導き出した最適解。それが、高解像センサー、最高性能のレンズ、そしてすべての挙動・操作系を徹底的に洗い直したdpです。
初代から変わることなく、最高画質実現のために選択してきた「単焦点レンズ固定式」という基本仕様。膨大なデータを処理するために、ハイエンドモデルのデジタル一眼レフカメラに匹敵する画像処理能力を実現、形状、重量、レイアウトなど、すべての要素を「画質」の一点に集約させてボディに格納しました。そのうえで安定したホールディング性と直感的な操作性を徹底的に磨き込んでいます。

2、世界で唯一「垂直色分離方式を採用、FoveonX3 ダイレクトイメージセンサー

シグマは初めてデジタルカメラを手がけたときから、他とは一線を画す像質を示すFoveonセンサーを採用してきました。
Foveonセンサーは、光の波長特性を利用し、シリコンの異なる深さに3層のフォトダイオードを配置して色分離する垂直色分離方式を採用した世界唯一のダイレクトイメージセンサーです。
他のほぼすべてのセンサーはカラーフィルターを水平に配列して色情報を取り込んでいますが、Foveonセンサーは、垂直方向に色分離を行うため、単一セル内ですべてを記録することができ、豊かなグラデーションやトーンを表現できます。「カラーフィルターで光情報を損失しない」「フィルターアレイの干渉を隠すための光学的ローパスフィルターが不要」というネイティブデータの特徴を示し、演算による補間も不要なため、どこまでも質の良い画像生成ができる原理特性をもちます。

3、新開発画像処理エンジン「TRUE III」

新しいdpシリーズには、シグマが新開発した画像処理エンジン「TRUE(Three-layer Responsive Ultimate Engine)Ⅲ」を搭載しています。Foveonセンサーの進化とともに長年培ってきたノウハウを余すところなく投入し、新世代Foveonセンサー「Quattro」から出力された信号を「TRUE Ⅲ」によって14bitで処理する事により、生成するリッチな画像信号を最適に処理できるよう洗練させました。大容量の画像データを生成し、豊かなカラーディテイルを損ねることなく、高精細で立体的な描写を実現します。

4、高性能専用レンズ

諸収差を極限まで追い込んで最適にまとめあげ、センサー能力を最大限に引き出すdpのレンズ。
「dp1 Quattro」搭載の「広角」レンズは、FLDガラスを採用するなど、諸収差を極限まで補正。「dp2 Quattro」搭載の「標準」レンズは、DP2 Merrillで高い評価を得た高性能レンズ30mm F2.8。「dp3 Quattro」搭載の「中望遠」レンズは、DP3 Merrillで高い評価を得た50mm F2.8。そして今回「dp0 Quattro」に搭載する14mm F4(35mm判換算21mm相当)の「超広角」レンズを新たに開発。dpの名にふさわしい高い解像感、豊かな諧調表現、四隅までヌケの良い描写を体感頂けます。

まとめ

単集点で手振れ補正もないので普通の方には扱いが難しく、ちょっと敬遠してしまうかもしれないカメラですが、この見てくれと撮影条件・天候等がはまれば驚愕の写真が撮れます。
じゃじゃ馬を乗りならしてみたい方におすすめです♪


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