今回は前回紹介した、X100Sよりさらに二つ新しいモデルになります。
現状ではX100シリーズの最新のモデルですね。


こちらも大きなデザイン変更はありませんが、硬質感が少しあり作りがしっかりしている印象を受けます。
どれぐらい性能が上がっているのでしょうか?特徴的な部分を中心に見ていきましょう。

1、操作性

シャッタースピードダイヤルにISOダイヤルを内蔵した往年のフィルムカメラを彷彿とさせる「ビルトインISOダイヤル」や、ビューファインダーを覗きながら、フォーカスポイントを瞬時に移動できる「フォーカスレバー」、±5段の露出補正が可能な「C」ポジションなどを追加。また、撮影に関わる操作はほぼ右手側に集約することで、しっかりとカメラをホールドしたまま素早い設定の変更が可能となりました。

2、ファインダー

光学ファインダーの画面右下にEVFを小窓化して同時表示する電子式レンジファインダーの倍率切り替えが加 わり、より高い精度でのピント確認が可能に。また、「リアルタイムパララックス補正」がブライトフレームに加えて、フォーカスエリアにも適用されることで、マニュアルフォーカス時のより確実なフレーミングとピント合わせが可能となりました。

3、フィルムシミュレーション

フィルムシミュレーション機能に、「ACROS」モードを追加。「X-Processor Pro」の高い処理能力により、従来のモノクロモードを凌駕する滑らかな階調、引き締まった黒、美しい質感再現でモノクロ写真表現が可能です。

4、パフォーマンス

独自開発のAPS-C サイズ「X-Trans CMOS Ⅲ」センサー(2430万画素、ローパスフィルターレス)を搭載。非周期性の高い独自のカラーフィルター配列により、光学ローパスフィルターなしでモアレや偽色の発生を抑えます。解像感を損なう原因にもなっていたローパスフィルターが不要となることで、フジノンレンズが持つ本来の解像力が最大限に発揮されます。高速画像処理エンジン「X-Processor Pro」との組み合わせにより、ワンランク上の画素数、サイズを持つセンサーに匹敵する写真画質を実現させています。

5、機能

光量が多い環境で開放側の絞りを使っての撮影や、シャッタースピードを遅くするときに有効なNDフィルターをレンズに内蔵。光量が1/8となる絞り値3段分のNDフィルターを、ファンクションボタンやメニューから簡単に有効にすることができます。

6、デジタルテレコンバーター

搭載レンズの35mm相当の画角に加えて、デジタルテレコンバーターを設定することで、50mm/70mm相当の画角での撮影が可能となり、被写体に近寄ることのできない環境や、景色を切り取ってテーマを明確にした撮影に最適です。撮影している画像は電子ビューファインダーと液晶モニターのどちらにもリアルタイムで確認ができるため、緊張感を維持した状態でより被写体に集中した写真撮影をおこなえます。

まとめ

画素数はもちろん、機能を右側に集約することによる使い勝手を改善などしっかりと性能・機能面を上げて申し分なく、デザインは質感的に一番好みですね。
皆さん店頭で是非、手に持ってみてください。愛着の湧くカメラです。


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