今回もコンパクトデジタルカメラの名機をご紹介したいと思います。
このデジタルカメラの初代モデルは2005年に発表されたGRデジタルになりますが、35mm判換算28mm相当の低歪な単焦点広角レンズ、7枚羽根絞り、マグネシウム合金ボディ等、2005年当時のコンパクトデジタルカメラとしては異例の構成を採用し、GRデジタルⅡが発売されるまで2年以上のロングセラーを記録した名機でした。
その後、Ⅲ、Ⅳと発売し第5世代モデルとしてAPS-CサイズのCMOSセンサーを搭載したカメラにおいて世界最小・最軽量の(※2013年3月1日時点)”GR”を発売。こちらは2015年 7月17日に発売された次世代モデルになります。

1、高品位な写りを実現するGR LENS

画質本位という不変の思想に貫かれ、GR史上最高の写りを実現したGRレンズ18.3mmF2.8(35ミリ判換算28mm相当)。独自のレンズ構成に高屈折率低分散ガラス、高精度ガラスモールド非球面レンズを最適配置することで、ディストーションや色収差を極限に近いレベルまで除去。中心から周辺まで均質で高い解像力を発揮します。F2.8の絞り開放からシャープで抜けの良い描写、優れた逆光耐性で、単焦点レンズの醍醐味を堪能できます。9枚羽根の虹彩絞りは、開放付近では崩れの少ない美しいボケ味を、絞り込めば美しい光芒を描き出します。

2、高精細な画像を生む大型CMOSイメージセンサー

大型の撮像面を持つ、高感度・広ダイナミックレンジのAPS-Cサイズ相当CMOSイメージセンサー(カメラ有効画素数約1620万画素)を搭載。感度特性と暗部ノイズ特性に優れ、常用ISO3200(最高ISO25600)での高感度撮影が可能。ローパスフィルターレスとすることで、高解像のレンズ特性を活かした、周辺部まで高精細な描写を提供します。大型センサーを搭載しながらも、センサーとレンズを相互に最適化することで、GRの名にふさわしい小型・薄型ボディを実現しています。

3、優れた画像処理で豊かな表現力を実現するGR ENGINE V

GRレンズとCMOSイメージセンサーの解像力を余すことなく引き出す画像処理エンジン「GR ENGINE V」。高感度画像処理を再設計することで、高感度における画質を改善、解像感と階調再現に優れた画像を生成します。また、オートホワイトバランスのアルゴリズムを一新、特に人工光源下における精度の向上や、屋内外での安定性を高めています。さらに、ホワイトバランスに「Color Temperatures Enhancement」を新搭載。画像の多くを占める色を強調し、より印象的なイメージで残せます。

4、撮り逃がしのない高速レスポンス

高速起動、最適化されたレンズ駆動方式およびAFアルゴリズムによる高速AF、レリーズタイムラグなど、レスポンスをトータルで高めることで、シャッターチャンスに即応できる速写性を実現。また、シャッターボタンを一気に押し込むと、AF動作を行わずに設定した距離で撮影する「フルプレススナップ」機能も搭載しています。バッファメモリー容量の増強により、RAW形式での撮影もスムーズに行えます。

GR DIGITAL IV GR II
起動時間 1.7秒 1.0秒
収納時間 2.2秒 1.0秒
AF(通常) 0.3秒 0.2秒
AF(マクロ) 0.8秒 0.4秒
連写枚数 1.5枚/秒 4.0枚/秒

※RAWで4枚/秒(最大10コマ)まで可能

その他の機能

・スナップシューティングに的確に応える充実のAF機能
・3.0型約123万ドット高精細液晶モニター
・撮る前に効果が確認できる、絞りプレビューボタン
・フォーカスアシスト・ターゲット移動
・電子水準器を搭載
・多彩なエフェクトモード
・高度なライティング撮影を実現するワイヤレス発光
・高画質フルHD動画
・ON/OFF/AUTOが設定可能なNDフィルター
・星や月の光跡を風景と一緒に記録できるインターバル合成
・表現領域を広げる35mm/47mmクロップモード
・レンズ先端から10cmまで寄れるマクロモード
・クリエイティブな作品づくりが楽しめる、多重露光
・PCなしで高品位な画像仕上げが行えるカメラ内RAW現像
・充実の、オートブラケット
・Wi-Fi内蔵

まとめ

GRとの違いはWi-Fi,NFC,エフェクト種類の追加、オートホワイトバランスの向上といったところですが、オートホワイトバランスの向上が一番ポイント高いと思います。
こちらも前回のソニー”DSC-RX100M5”と同様、お勧めのちょい持ちデジタルカメラです!


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