「ルンバ」をはじめ、シャープ、ダイソン、LGなど、国内外の数々の家電メーカーが参入しているロボット掃除機市場。その人気市場に後手となったパナソニックがついに参入したのが2015年のことです。
実は30年も前からロボット掃除機の開発に着手していたというパナソニックが満を持して発表したのが三角形のフォルムが目を引く「ルーロ」です。
何より、この三角形という形状が話題を呼びましたが、なぜ三角形がいいのか、どうして掃除がしやすいのか、その実力を検証していきます。
ロボット掃除機 MC-RS200
1.ルーローの三角形
ルーロの最大の特徴、この不思議なおにぎり型は「ルーローの三角形」と呼ばれるもの。運動学の父と呼ばれる19世紀ドイツの機械工学者フランツ・ルーローが開発した定幅図形です。回転した時の径が変わらないので、正方形に内接して回転できます。製品名はここから付けられています。
2.狭い場所でもスムーズに方向転換
さて、ロボット掃除機と言われて真っ先に思い浮かぶのは円型ではないでしょうか。実際ロボット掃除機の9割は円型です。家具の隙間を縫って袋小路に入り込んでも回転して脱出できるからです。立ち往生する、ということがないのです。
一方、ルーロは同じ状況になったらいかにも引っかかってしまいそうな形状をしていますが、実は 円形と同じく180度ターンが可能なのです。車幅いっぱいの袋小路に入っても向きを変えられるのです。
さらにこの三角形は実はロボット掃除機にとって理想的な形。
丸い掃除機はいくら壁に寄せても、四角いコーナーとの間に隙間ができてしまいます。ルーローの三角は丸に比べて圧倒的にデッドスペースが少ないです。つまり小さいブラシでコーナーの隅々まで掃除できるのです。
ルーロが三角形なのは単なる目新しいデザインではなく、円型の掃除機には実現不可能な部屋 のコーナーをきれいに掃除し、なおかつ円型と同じような小回りの利く実用性の高い形なのです。
3.走行パターン
ロボット掃除機の走行パターンは大きく分けてランダムとラウンドの二種類です。ルーロはこの二 つの走行タイプを組み合わせた「ラウンド&ランダム走行」を採用。
まずラウンドでゴミの溜まりやすい部屋の隅を巡回してから、中心をランダムに走行することで全 体を効率的に掃除します。赤外線センサーで壁の位置を探知、ぶつからないぎりぎりの位置まで 寄って入念にゴミを取っていきます。ゴミを検知するセンサーももちろん搭載。独自のハウスダスト発見センサーで花粉のような微細な粉塵まで検知し、量に応じてパワーを制御。
重点的に掃除したいエリアに移動するエリアメモリー機能も搭載。予め移動ルートを覚えさせら れるので、スムーズに掃除することができるのです。
パナソニックが長い年月をかけて開発し、自信をもって打ち出したこのロボット掃除機、実際に使用してみて初めてこのルーロの形状の利点を感じるユーザーも多いようです。
今までの円型掃除機では満足できない、という方にも注目のアイテムとなりそうです。
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