真空チルド日立から新製品「真空チルド」シリーズの冷蔵庫が発売されました。
肉や魚を味を落とさぬよう新鮮なまま冷凍保存するための「デリシャス冷凍」機能を備えています。

1.デリシャス冷凍

真空チルド従来から同シリーズに備わっていた「真空チルド」「新鮮スリープ野菜室」を進化させ、「デリシャ ス冷凍機能」を新搭載しました。
 「デリシャス冷凍」は、食材を素早く冷凍することで細胞の破壊を抑え鮮度を高める「急冷機能」を使いやすくしたもの。例えば御肉なら解凍時のドリップが少なく、通常冷凍に比べて約2分の1に減るということです。
 今までの急冷機能は熱伝導率が高いアルミトレイに食材をのせて「急冷却モード」に設定するものでした。今回はこのアルミトレイを大型化、今まで積み重ねていた食材を並べられるようにし、温度センサーを搭載することで自動的に食材の温度を検知して冷気を調整できるようになりました。
 冷凍室は3段収納構造で用途に合わせて収納できます。なおアルミトレイは大型化しましたが、容積は今まで通りです。

2.真空チルド

真空チルド日立冷蔵庫の独自機能「真空チルド」。庫内の一部に約0.8気圧の真空環境を作ることで食材の 酸化を抑えるものです。
 例えばお刺身にラップをかけずに3日間保存しておいても乾燥せず鮮度が保たれてドリップも出ない、といった保存効果があります。食材に合わせて温度を選べ、凍らせずに保存するので風味 や触感を損なうことがないのです。
 この機能は料理の下ごしらえにも利用できます。真空状態にすることにより食品の中の空気が抜けて、代わりに調味液が入ることで、浸透が進みます。
 さらに今回は、エチレンガスや匂いを分解する「プラチナ触媒」に吸湿作用があるセラミックを添加、炭酸ガスを従来比約1.5倍発せさせるようになりました。炭酸ガスが食品の表面を弱酸性化、酵素の働きを弱め、鮮度の低下を抑える効果があります。

新鮮スリープ野菜室

真空チルドこちらも日立独自の機能です。
 真空チルドと同じく新プラチナ触媒を使って炭酸ガスを生成。この炭酸ガスが野菜の気孔を閉じ、呼吸を弱めることで鮮度を長持ちさせます。この「呼吸を弱める」ことを、日立では「眠らせるように」という意味で「スリープ機能」と呼んでいるのです。
 今回は結露を抑えるための「うるおいカバー」、縦に長い野菜を立てて入れられる「縦収納仕切り」が新たに加わりました。縦収納仕切りには通気口が付いて全体の温度が同じになるようになっています。

日立独自の「フロストリサイクル冷却」をはじめとする数々の省エネ技術により消費電力を削減、また棚やポケットの高さを変えられて大きなものも収納しやすくなっており、庫内の隅々まで利用できる大容量なのも魅力の一つです。

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